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【実践書評】 識学から学んだこと 【伸びる会社は「これ」をやらない!】

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皆さん、識学って聞いたことありますか?

要潤さんがCMに出ているあの会社です。印象に残る内容のCMですので、ピンとくる方もおられるんじゃないかと思います。

本書【伸びる会社は「これ」をやらない!】は、識学の代表取締役社長である安藤広大氏が書かれた本です。

結論から言うと、この本はとてもオススメです。

基本、経営者に向けた語り口ではあるのですが、全管理職の方が読むべき内容です。

そして私は、「これから管理職になろうとしている方」も是非読まれた方が良いと思っています。

なぜなら、「(運営の)間違いをあらかじめ知っておく」ことにはメリットしかないからです。

会社組織に蔓延る「勘違い」のオンパレードを痛快に叩き切っている

とにかく痛快です。

そして的確です。

下手すると、「あ、うちの会社全部当てはまってるんだけど・・・」みたいに思う方も多くおられるのではないかと思います。

この本が示していることは、上司が良かれと思って一生懸命にやっていることの多くは間違い(勘違いが原因)であるということです。

この本を読むと、いかに人間の習性と管理職の役割が相反したものなのかを実感します。

特にオススメしたいのは、以下のように考えてしまっている方々に対してですね。

  • 自分は部下との関係が良いはずなのに、なぜか部門の成果が上がらない・・・。なぜ?
  • 部下のために色々と手を尽くしているのに、肝心の部下が目標を達成しない・・・。なぜ?
  • 部下のモチベーションを上げて会社の業績を伸ばすのがベストだ!他に方法なんかあるのか?

勘違いが解けた後はしばらく放心状態になるかもしれませんが、きっと「今気付けて良かった」と思えますよ。

書籍情報

【書籍名】伸びる会社は「これ」をやらない!

【著者名】安藤 広大

【発行所】株式会社すばる舎

【発行日】2017年1月21日

【おすすめ度】★★★★☆

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